どうもこんにちは。
いつも米国株とつみたてNISAで成し遂げたい
ケンタロウスです。
はじめに:日本人は銀行預金が好き
資産形成の手段として、日本でメジャーなのは
国内銀行への預金です。
現に、日本人の預金保有割合は90%以上です。
一方で日本人のリスク資産保有割合は20%以下。
日本人は銀行預金に頼った資産形成をしており、
投資はまだマイナーな存在であるようです。
しかし、現在は定期預金であっても
金利は0.01%という超低金利。
(ネット銀行では0.2%の定期預金もあります)
1,000万円預けても利息は約800円/年です。
(利息に税金がかかるので実質0.01%以下)
30年預けても約1,002.5万円にしかなりません。
こんなにも増えないのに、銀行預金で
効率的な資産形成ができるのでしょうか。
銀行預金では将来的に損をする
結論を言ってしまうと、
現在のように超低金利でお金が増えない状態の
銀行に預金では将来損をする可能性が高いです。
その理由はインフレによるお金の価値低下です。
インフレとは物やサービスの価値が上がり、
値段が高くなることです。
物価上昇とも言われます。
例えば100円を持っていたら、
今なら10円のガムを10個買えますが、
将来同じガムが11円になったら9個しか
買えなくなります。
ちなみにデフレは逆です。
モノやサービスが安くなります。
長くデフレに苦しみ
不景気と言われてきましたが、
日本は本来、資本主義社会です。
資本主義は経済が右肩上がりに発展することを
前提とした社会で、少しずつインフレが進む
必要があります。
モノやサービスの価値とともに人々の収入も増え、
支出も増えていくことで経済が成長し続ける、
という社会です。
日本は経済成長のためにインフレに向かうための
政策を執っています。
日本銀行がインフレ率2%を目標にしている、
ということをニュースで耳にしたことが
あるのではないでしょうか?
では、近年日本のインフレ率は
どのように推移しているのでしょうか。
上のグラフは各年のインフレ率を示しています。
また、下の表はグラフを数字で表したものです。
(出典元:世界経済のネタ帳)
いかがでしょうか?
日本の物価は絶えず預金金利よりも大きく
動いていることが分かります。
インフレが進んだ年が26回、
デフレへと進んだ年が13回と、
インフレ優勢です。
また、2010年くらいまで
右肩下がりだった物価が底をうち、
2013年以降は上がり始めたようにも見えます。
アベノミクスの成果でしょうか。
以上のことより、
銀行預金に預けていてもお金は増えず、
預金金利よりも物価上昇幅の方が大きいため、
預けたお金の価値が下がる。
つまり将来的に損をしてしまうと予想できます。
さらに銀行が潰れてしまった場合は
ペイオフという制度によって
1,000万円までのお金とその利息しか
保障されません。
お金が増えない(むしろ価値が減る)銀行に
預けているのに、銀行が潰れる心配がある
(1000万円+利息しか保証されない)
なんて、無駄でしかありません。
また、銀行預金を続けていて、
充分なお金が貯まる前に事故や病気で
収入が減ってしまったらどうするのでしょうか?
保険や年金もありますが、効率的に早くお金を
増やすことこそが安心に繋がるともいえます。
では、どうやってお金を増やすのが
効率的なのでしょうか。
米国株や投資信託(つみたてNISA)などリスク資産へ投資する
私は最も確率が高く、効率的にお金を増やすのは
米国株への長期投資だと考えています。
その理由は米国は世界のトップとして
ずっと経済成長を続けており、
米国株式市場の指標であるダウやS&P500は
長期で右肩上がり。正に今が市場高値で
いつ買っても儲かっていたからです。
また、米国には半世紀以上も前から
確固としたブランドと安定した利益を基にした
高配当、連続増配を続ける企業がたくさんある
からです。
さらにはフェイスブック、アップル、Netflix、
google、Amazonといった世界最大規模の
優良成長企業が次々出てきます。
実際、私も米国の個別銘柄へ投資するとともに、
つみたてNISAを利用して、S&P500に連動する
投資信託『eMAXIS SLIM米国株式(S&P500)』を
購入しています。
なお、S&P500への投資は投資の神様と呼ばれる
ウォーレン・バフェット氏も推奨していて、
氏は自分の遺産は資産の90%はS&P500に
投資してくれ、と言っています。
また、高配当戦略の優位性を示した名著
『株式投資の未来』の著者として有名な
ジェレミー・シーゲル氏が
過去200年のデータを分析した結果、
S&P500は30年以上の長期投資ならば、
年平均リターン約7%に収束した、という
結果が出ています。
年利7%であれば、冒頭の銀行預金1,000万円が
最初の1年で1,070万円に増えるわけです。
(税引き後だと1,050万円くらい)
ちなみに30年後には軽く4,000万円を超えます。
また、シーゲル氏は
不人気かつ安定した利益と高配当、連続増配を
出し続ける企業への投資は年平均リターンが
市場平均を超える、と言っています。
まとめ
以上の理由から、銀行預金は損をするばかりで、
米国株への個別投資、あるいは
つみたてNISAを利用したS&P500などの
米国市場平均への投資こそが
高確率かつ効率的に資産を築く道である、
と考えています。
続く
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