長期投資はBUY&HOLDでその究極は売らないことです。投資の神様ウォーレン・バフェット氏も『好みの保有期間は永遠』と言っています。
一生持っていられるくらい堅実な銘柄を選んだから、あとは買増すだけでほぼ気絶でOKなんてことは決してありません。
だって、惚れた彼女や奥さんでも長く一緒に居ると見えていなかったところが見えてきたり、変わったりするでしょ?出会った時がサイコー!であっても盲目になってはいけないと思うし、結婚したら毎月金渡しときゃいい、とかもダメですよね?
会社なんかもそうです。過去何十年に渡って、優良であった会社も収益悪化、衰退していく可能性もあるわけです。
現にNYダウ30種やS&P500構成銘柄は歴史の中でその多くが入れ替わっています。最近ですと元世界最大のコングロマリット企業であり、トーマス・エジソンが創設したゼネラル・エレクトリックもダウから外されましたね。
ゼネラル・エレクトリックはダウ30種にとって19世紀組入の最古銘柄、永く優良企業であったわけですが、それでも衰退する時が来るのです。
我々が保有する銘柄も、この30~40年の間にどうなるか分からない。だから、優良銘柄を買えば後は買増すだけ・・・なんてことはできないのです。
せめて四半期決算くらいは確認するようにしましょう。
保有株の四半期決算チェックを怠るな!
多くの米国企業は1~3月を第1四半期、4~6月を第2四半期、7~9月を第3四半期、10~12月を第4四半期としています。
四半期ごとに決算発表があり、決算発表日は企業によって違います。まず、保有株の決算発表日をチェックしておく必要があります。
次回の決算発表日は、例えばBloombergでティッカー検索し、『Earnings Announcement for Period Ending Q2/2018:07/19/2018』とか書いてあるので、それで確認してください。ちなみに上記はPMの次回決算発表日です。各社のホームページでもいいですし、証券会社のページでも確認できます。個人のサイトでまとめている人もいますね。
決算前にコンセンサス予想を調べておく
決算発表前に調べておくことはコンセンサス予想です。
コンセンサス予想とは、各証券会社のアナリストの予想の平均値を示します。EPSと売上高が注目されます。
英語版Yahoo!Financeで銘柄検索した後、「Analysis」タブから調べられます。「Earnings Estimate」の「Avg. Estimate」と「Revenue Estimate」の「Avg. Estimate」の「Current Qtr.」(今四半期)を見てください。「Earnings」の方がEPS、「Revenue」が売上高です。「Estimate」は予想という意味です。「Avg. Estimate」は平均予想ですね。
なお、売上高の数字の横についている「B」はBillionです。10億$の略です。
決算発表でコンセンサス予想と実績を比較する
最後に決算にてコンセンサス予想と実績を比べて良かったかどうか判断します。
良い決算とはEPS、売上高、ガイダンスの全部がコンセンサスを上回ることです。ガイダンスとは企業が提示する来期以降の予想数字です。
今回の決算内容は良かったけど来期以降下がります、とか言われたらみんな不安になるので、それはマイナス要素となります。
だから3つともコンセンサス予想を上回る必要があるわけです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回の知識は、以下の著書から得ました。
この著書は米国株投資をやるなら、ぜひ購入して何度も読んでほしい一冊です。
著者である広瀬隆雄さんのツイッターも面白いですよ(*^^*)ぜひ。
続く
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