フィリップ・モリス(PM)に2,000$追加投資

2018年6月はフィリップ・モリス・インターナショナル(ティッカー:PM)を約2,000$分購入しました。80.19$で25枚購入です。今月の買い増しによってPM保有枚数は53枚、年間配当金は187,567円となりました。

PMは現在利回り5.69%とかなりの高配当です。税引き後でも4.5%程度の利回りです。PMはスイスに拠点があり、他の米国株とは違って10%もの現地課税を取られませんので高配当銘柄として保有する際に有利です。

近年たばこ業界には逆風が吹き続けていますが、大手たばこ会社はみな安定してキャッシュを稼いでいるので今のところ心配はしていません。もちろん今後何が起こるか分かりませんので保有したまま気絶はできませんが、各セクターに分散させつつたばこ業界にも引き続き投資していきたいと思います。

本稿では今回追加投資したフィリップ・モリス・インターナショナルのご紹介と私の投資状況をご報告したいと思います。

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フィリップ・モリス・インターナショナル(PM)の概要

フィリップ・モリス・インターナショナルはもともとフィリップモリスという会社でしたが、米国内でたばこ事業を展開するアルトリアグループ(MO)と米国以外でたばこ事業を展開するフィリップ・モリスインターナショナルに分社化しました。会社を分けた理由は米国内における訴訟リスクを避けるためだと聞いています。

PMはマールボロ、ラーク、バージニアスリム(エス)、パーラメントなどの紙巻きたばこと、加熱式たばこiQOSを製造・販売しています。ただ、2017年に紙巻たばこからは将来的に撤退すると表明しています。「煙の無い世界を目指す」と言い、加熱式たばこiQOSに移管していくとのこと。

しかしながら、加熱式たばこ普及の試金石となる日本での販売が思うように伸びず、gloなどの他の加熱式たばことの競合、英国などではJUULやVapeなど電子たばこに先行されシェアをとられていることなどから、加熱式たばこの普及は予定通り進んではなさそうです。

ただ、毎年加熱式たばこ関連の売り上げを伸ばしていますし、人口の多いアジア・アフリカ新興国などでは大手たばこメーカーの紙巻きたばこが人気です。これからも人口が増加し、経済が発展していくアフリカでの売上増大を狙っているそうです。

PMは年平均19%のリターンを出したシーゲル銘柄

会社分割前のフィリップモリスはシーゲル銘柄で長期リターンNo.1企業であり、1957年~2003年の平均リターンは19.75%です。

当時はたばこ株が絶望的に期待されていなかった、という時代背景の中で儲かっていて増配し続けたからリターン率が大きくなったといいます。シーゲル氏の戦略が知られており、シーゲル銘柄として特別視される現代では19%ものリターンは期待できないでしょう。

ただ、PMは以前不人気株です。たばこは害悪であるというイメージ、FDA(なぜFDAが出す規制が米国外での事業を展開するPMの株価に影響するのか分かりませんが)などのたばこに対する規制、加熱式たばこ普及が予定通り進まないなど、たばこ銘柄全体に投資先としてのマイナスイメージがあるような気がします。

変わらず安定して稼ぐ莫大なキャッシュを源泉として連続増配は続いていますし、不人気であることは高配当が続くチャンスにもなり得ると思います。

基本情報

2018年6月25日現在、株価80.19$。PERは株価急落で16.43まで下がっています。配当率は5.69%と高配当銘柄です。NYダウ高配当ランキング1位のベライゾンをも超える高配当です。

もし、儲けの構造が崩れていないなら一時的な要因での値崩れであり買い増しチャンスとなります。

業績

2012以降純資産マイナスであることからROEは算出できなくなっています。純資産マイナスとは債務超過の状態を指します。配当性向は約90%。儲けのほとんどを配当として株主に還元してきました。その結果、会社には資産が残らなくなりました。

でも、毎年変わらず売上、利益を挙げているし増配は続けています。なぜでしょうか?キャッシュフローを見てみましょう。

キャッシュフロー

キャッシュフローを見るとPMは毎年たくさんの現金を稼いでいることが分かります。純資産がマイナスでも、毎年たくさんの現金がガンガン入ってくるので問題ないのです。また、たばこ製造は設備投資が必要ないため営業CFのほとんどがフリーCFとして残ることになります。

さらに、たばこ業界は広告規制があるため新規参入が難しく、ウォーレン・バフェット氏が提唱するワイドモートを持つ産業です。

また、喫煙率は低下傾向にあるなかでも値上げによって売上を維持してきたこと。今後はアフリカなど人口が増え続ける地域への紙巻きたばこの売上拡大、利益率のより高いiQOSの普及が進めば、将来的にも現金を稼ぎ続け、株主に配当を還元し続けることができます。

となると、シーゲル氏が紹介した時期ほどの高リターンは得られるかはわかりませんが、不人気かつ高配当優良株ということで市場平均を上回るリターンをもたらしてくれる可能性は高いのではないでしょうか。

なお、株価推移は以下の通りです。

上場から2017年まで概ね右肩上がりの推移で10年で約2.5倍となりました。しかし、2017年6月頃から株価が低迷し2018年4月には急落しました。ここから持ち直し、再び右肩上がりの軌道に乗ってくれるのであれば、今のうちに買い増しして、高配当&株価上昇の恩恵を受けることができます。

ということでPMの儲けの構造が崩れない限りは買い増し続けます。

続く

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