Market Hack流 世界一わかりやすい米国式投資の技法

日本人における米国株投資の第一人者であり、投資関連ウェブメディア『Market Hack』の編集長である広瀬隆雄 氏の著書『MarketHack流 世界一わかりやすい米国式投資の技法についてご紹介したいと思います。

同著で学んだことは

  • 『キャッシュ・フロー』
  • 『決算チェックの仕方』
  • 『分散投資』
  • 『長期投資と短期投資の違い』
  • 『安全マージンを持つこと』

などでしょうか。他の項目も重要なのでしょうが私は理解できていません。たとえ書籍の内容を全て活かせなくても、上記の内容が現在投資判断に役立っていますので私にとっては有用でした。

なお、私は現在米国株のみに投資しておりますので、本稿の内容が日本株投資に活きるのかどうかは確かめたことがなく分かりません。ただ、日本株と米国株を比べてみると業績、成長性、株主還元のどれをとっても米国株は優れており、市場平均も長期的に右肩上がりであることから、短期投資でキャピタルゲインを狙うのでなければ米国株投資が成功しやすいのではないかと考えます。

広瀬氏の著書に書いてあったことは米国株に投資するにあたって役に立っています。

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Market Hack流投資術10ヶ条

広瀬氏が提唱する「Market Hack流投資術10ヶ条」は以下です。

  1. 営業キャッシュフローのよい会社を買え
  2. 保有銘柄の四半期決算のチェックを怠るな
  3. 業績・株価の動きが荒々しい銘柄と、おとなしい銘柄をうまく使い分けろ
  4. 分散投資を心がけろ
  5. 投資スタイルをきちんと使い分けろ
  6. 長期投資と短期投資のルールを守れ
  7. マクロ経済がわかれば、投資家としての洗練度が格段に上がる
  8. 市場のセンチメントを軽視する奴は儲けの効率が悪い
  9. 安全の糊代を持て
  10. 謙虚であれ(投資の勉強に終わりはない)

この中で私なりに理解・実践できていると思うことをご紹介していきます。

営業キャッシュフローのよい会社を買え

営業キャッシュフロー

営業キャッシュフロー(Cash Flow from Operations)については米国株で長期投資を始めた際、優良な企業を選別するのに役に立ちました。営業キャッシュフローは本業で稼いだ現金のことです。

  • 営業CF = 商品販売代金 - 製造販売コスト

となります。

例えばA製品を100円/個で年100個売っていて、原材料費、人件費、設備費、宣伝広告費など販売までに50円/個のコストがかかったとすると営業キャッシュフローは5000円です。もし営業キャッシュフローがマイナスなら本業で損をしていることになります。

キャッシュフローは現金の動きであるため誤魔化しができません。売上などは売約・出荷した分について支払い未納であるにも関わらず計上して数字を誤魔化すことができます。期末の売上目標を達成するために駆け込みで売ってそのようにすることがあるそうです。しかし、それでは返品があった場合など計上した数字と実際が合わないことが起こり得ます。

ですから営業キャッシュフローにて実際にいくら儲かっているか確認することが大事です。

営業キャッシュフローマージン

また、営業キャッシュフローを売上で除した営業キャッシュフローマージンという指標があります。「本業の規模を示す売上高からどの程度現金として稼いでいるか」を示します。効率よくお金を儲けているかどうかの指標というわけです。

  • 営業CFマージン(%)=営業CF÷売上×100

広瀬氏は営業キャッシュフローマージンが15~35%の銘柄を選びなさい、と言っています。そのような会社は効率よくキャッシュを稼いでくれるため長期投資に向いているとのこと。

私も広瀬氏に従って営業キャッシュフローマージンが長年15~35%で推移し、高配当・増配を続ける銘柄に投資しています。

保有銘柄の四半期決算のチェックを怠るな

どんなに優秀な銘柄でも永続するとは限りません。100年以上繁栄を続けたゼネラルエレクトリックも衰退してしまいました。長期保有に適した優良銘柄を選んだとしても常に業績チェックは必要です。

大部分の米国企業は1~3月を第1四半期、4~6月第2四半期、7~9月第3四半期、10~12月第4四半期としていて企業ごとに決算発表日が決まっています。決算日発表日は各証券会社のページから調べられると思います。私はSBI証券の「マーケット → 経済カレンダー → 決算発表スケジュール」で見ています。

決算発表では「売上」、「EPS」、「ガイダンス」について「コンセンサス予想」と「決算の数字」を比較します。コンセンサス予想とはアナリスト予想の平均値です。期待=コンセンサス予想ですので、良い決算となるには発表する売上、EPSがコンセンサス予想を超えなければなりません。

また、会社側から提示される来期以降の業績予想がガイダンスですが、良い決算となるにはガイダンスが来期の売上、EPSのコンセンサス予想を超える必要があります。

なお、決算発表で比較するためには事前にコンセンサス予想を調べておく必要があります。私は英語版YAHOO!FINANCEを使って調べています。検索ボックスにてティッカー検索し、表示された銘柄情報の株価の下に並ぶ項目(Summary…Chart…Conversations…)のうち「Analysis」をクリックすればコンセンサスを見られます。「Earnings Estimate」がEPS、「Revenue Estimate」が売上です。それぞれ表の「Avg. Estimate」と「Current Qtr.」が交差するところをチェックしてください。

個人的な意見ですが、株価は投資家の期待(=コンセンサス予想)を基に形成されますから、決算の結果で株価が大きく動くことが多いです。決算後の値動きは大袈裟で時間経過で戻ってくることも多いので、私は決算前後に取引はしないようにしています。

『分散投資』に関しては次回以降にご紹介したいと思います。

続く

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