【米国株投資】長期投資なら保有株の売却は無い方がいいと思う理由

米国株に投資していて思うのは、なるべく保有株を売らない方がいい、ということです。間違いの無い投資判断をするのは困難だと思いますので、保有株の入替や損切り、あとは保有比率の調整など必要になることもあるでしょうが、売却回数が多くならないよう心掛けたいものです。それは売買にかかる手数料、税金を払う分損をするからといった話だけではなく。

長期投資の場合ですが、何十年も年月をかけて『ポートフォリオ=金の成る木』を育てることが投資だと思うからです。

上記の考えは特に日本では通じないことが多いかも知れません。多くの日本人にとって株式投資は、『安く買って高く売る』というイメージだからです。一種のギャンブルと認識されていて、怖い、破滅する、といった心配をされる方もまだ居ると思います。

そのイメージは間違いではありませんが、投資の世界においては一部の話です。過去マスコミなどによって広められた『トレーダー』の話ですね。投資と言えば、何台も並べられたディスプレイの前に張り付いて一日中取引をしている。数クリックで大金を動かす。そのようなスタイルが誇張されて伝えられたゆえのイメージではないでしょうか。

本稿では20年、30年と株式を買い持ちを続ける長期投資について。また、途中で保有株を売らないことの大切さについて書いてみたいと思います。

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長期投資とは

長期投資といっても、どれくらいの期間が長期なのか決まっているわけではありません。私としては最低でも10年以上、理想は買い増しながら株を一生持ち続けるのがいいと考えています。

なぜ長い年月株を買い増し持ち続ける必要があるのか。理由の1つとして、資産は現金で持つより株式などで持つ方が効率よく増やせるからです。

そして、『複利』を効かせるため、と言ったら良いのでしょうか。

例えば、300万円のお金を持っていたとしましょう。インターネットでパパっと調べただけですが、30代世帯の平均貯蓄額が300万円弱でしたので。そのうえで、

  1. 毎年50万円をタンス貯金(金利は0%)する
  2. 300万円を利回り8.5%で投資する(資金追加しない)
  3. 300万円を利回り8.5% & 毎年50万円を追加投資する

この3つのパターンでは数十年後にどれが一番大きくなっているでしょうか。

グラフ内の金額は×1万で見てください

答えは上図のようになります。①~③ともに最初は300万円からスタートですが、10年、20年と進むごとに大きく差がついてしまったようです。

①の『年50万円ずつ貯金』については、インターネットでチョチョイと調べただけですが、月に4万円程度貯金する世帯が多いとのことで、そのような設定にしました。

①は②の『年8.5%利回りで投資』に17年目以降負けるようになります。40年後にはおよそ3倍の差がつきます。②は最初の300万円以外は追加でお金を入れていないのですが。

つまり、①のような金利の付かない現金貯金は効率が悪いことが分かります。現金よりも株式など金融資産で持った方が資産を増やす効率が良いです。また、長期になればなるほど、①と②の差が大きくなっていくことも分かります。

これが、複利を効かせるということですね。

なによりも圧倒的なのは、③の『年50万円ずつ追加投資』していく方法です。追加する金額は①と同じなので生活は変わりませんが、17年後には2.5倍、40年後には10倍の差がつきます。

以上より、給料・ボーナスなどの収入がある度に現金で貯金するのではなく、株式などの金融資産を買増して長期で保有していくのが良いと思います。

米国株に長期投資する

ちなみに株式の利回り8.5%というのは、米国株式市場全体の動きを表す指標、S&P500から来ています(正確には米国株全てを含んだ指標ではないですが)。

Yahoo! Finance Historical Data よりグラフ作成

S&P500は概ね右肩上がりで今が最高値なので、いつ投資しても儲かっていましたし、年平均8.5%のリターンでした。

ただし、売らずにずっと持っていれば、ですね。長期で見れば右肩上がりでも、波があります。もし、高い時に買って安い時に売るを繰り返してしまったら、逆に損ばかりしてしまいます。波を読める投資家はほとんどいないと言われていますから、やはり長期で買い持ちがいいのではないでしょうか。

なお、米国株式市場全体やS&P500に連動する金融商品を買いたければ、対応した投資信託、ETFを買うことになります。なるべく手数料が安いものを選ぶのが良いと思います。

増配し続ける優良企業

売らずに買い持ちを勧める最後の理由となります。

米国には何十年も増配を続けている優良企業がたくさんあります。例を挙げると、

  • ジョンソン&ジョンソン ・・・ 56年連続増配
  • マクドナルド      ・・・ 42年連続増配
  • プロクター&ギャンブル ・・・ 62年連続増配
  • コカ・コーラ      ・・・ 56年連続増配

などですが、2019年現在、25年以上連続増配をしている企業は52社、うち50年以上連続増配をしている米国企業は27社あるそうです。

上で例に挙げた企業の配当推移と株価推移を見てみましょう。

上のグラフはジョンソン&ジョンソンのデータです。

増配を繰り返して10年間で配当額は2倍近くになっています。10年前に買った同社株は持ち続けているだけで配当利回りが約2倍になったということですね。このように連続増配株は持ち続けるだけでどんどん大きな『金の成る木』に成長します。

しかしながら、株価も配当と同様10年で2倍近くに成長していますので、配当利回りは10年前とあまり変わっていないということになります。もし、途中で売却し、買い直した場合は増配の恩恵を受け取ることができません。

これこそが、保有株を売却してはいけない最大の理由ではないでしょうか。

もう一つくらい見てみましょうか。

みんな大好きマクドナルドも同じですね。配当も株価も右肩上がりです。増配の恩恵は買い持ちし続けないと得られないようです。

まとめ

いかがでしょうか。貯金するよりも、米国株式など価値が右肩上がりで推移する金融商品を買い増し保有し続けた方が資産形成の効率が良いこと。そして、増配により大きな『金の成る木』へと成長してもらうために保有株は売却してはいけないことを書いてみました。

保有株を売ると、また一から育てないといけないですからね。

ただ、長期で保有し続ける銘柄は永年増配を続ける優良銘柄でなくてはならず、それを見極めるのは簡単ではないと思います。長い投資人生、一度も売却をしない、ということはないと思いますが、できればその回数を少なくしたいと思っています。

続く

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