【資産形成】セミリタイアに必要な金額は?億り人になる必要はない

セミリタイアメント。経済的自由を手に入れて、定年前に仕事を辞める。自由な人生を手に入れるということが世界的に注目されてきているように思えます。

欧米では『Fire』、(Financial Independece Retire early)の頭文字を取ってそのように言うそうです。

確かに仕事をしていれば不満を抱えない人は少ないでしょうし、仕事におけるストレスの大半は人間関係であることを考えれば、職場に依らず多くの人にとって仕事は嫌なもの。生きていくために仕方なしにやっていくものなのかもしれません。仕事が充実している、仕事で自己実現できている人など一握りでしょう。

みんな仕事が好きでなかったり、仕事以外でやってみたい、こうありたいと思う人生があるということでしょうか。限られた人生、嫌な仕事から解放されて生きていけるのなら、より幸せになれるのかもしれません。

ただ、実際にセミリタイアするとなると、死ぬまで生きていくためのお金を確保することが必要となります。

どうすればそれだけのお金が用意できるのか。また、死ぬまでに必要なお金はいくらなのか。実際には考えもしない人が大半だとは思いますが、セミリタイアを目指す人達の目標資産額は1億円超え、『億り人』がひとつの目安となっています。そして、資産形成の手段は『投資』です。

本稿では、株式投資での資産形成を行った場合、セミリタイアに必要な金額はいくらになるのか考えてみたいと思います。

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セミリタイアに必要な金額

セミリタイアに必要な金額は人それぞれです。生活費に依存します。

例えば、月30万円で生きている人は50歳でセミリタイアして85歳まで生きるとしたら、単純に

  • 30万円×12か月×35年=12,600万円=1億2,600万円

これぐらい必要なわけです。

ただし、仕事を辞めても定期収入が月10万円ある人は、

  • 20万円×12か月×35年=8,400万円

となりますし、生活費を月20万円に節約して生きるなら同様に8,400万円でいいわけです。

嫌な仕事を辞めて生活費を20万円に落とし、パートで月10万円稼いで生きていくなら、

  • 10万円×12か月×35年=4,200万円

でもいいですね。こう数字で見るとセミリタイアは実現不可能な夢、といった感じではなくなってくるのではないでしょうか。

しかしながら、大卒22歳から働いて、月に5万円ずつ貯金するなら

  • 4,200万円÷(5万円×12か月)=70年

なわけですから、実際にはなかなか大変です。ただ、

夫婦共働きで世帯収入月35万円あって、切り詰めれば毎月20万円で生活するのは充分に可能かと思います(もちろん苦しいですが)ので、毎月15万円ずつ貯金すれば、

  • 4,200万円÷(15万円×12か月)≒23年

45歳前後でセミリタイア可能です。ちなみに日本の世帯収入平均値は560万円だそうです。児童有りの世帯収入平均値は740万円だとか。どちらも平均値でしかありませんが、上記の世帯であれば手取りで400万円以上になりそうです。45歳セミリタイアモデルは、平均以上の収入を得る世帯は実現できそうです。

投資で資産形成の効率を上げる

上記の計算は貯金でセミリタイアを実現するものでした。利率はほぼ0で考えました。貯金だけで資産を作ろうとすると効率が悪いので、個人年金だとか保険だとか、利率が良いとされるものに加入する人も多いわけですね。

私としては『投資』が良いと思っています。投資には『株式』、『不動産』、『為替』、『先物』、『仮想通貨』・・・投資先はいろいろありますが、私は株式投資を行っています。ちなみにすべての人に当てはまる最適な投資先、投資方法はありませんので、各投資先の批評はここでは書きません。

yahoo! Finance Historical Data よりグラフ作成

上記は(ざっくり言うと)米国株式市場全体の動きを示す指標です。S&P500と呼ばれます。米国株式市場は『概ね右肩上がりで、今が歴史上最も高値』です。つまり、『いつ投資しても、売らずに持ってさえいれば儲かっていた』ということです。しかも、年平均利率8.5%です。

グラフ中のお金の単位は×1万で見てください

上に、S&P500に月5万、10万、15万とそれぞれ投資した場合の資産推移を示しました。それぞれ、4,200万達成までの年数を見てみると、

  • 月15万投資なら14年目に4,200万達成(貯金なら23年かかってた)
  • 月10万投資なら17年目に4,200万達成
  • 月 5万投資なら24年目に4,200万達成(貯金なら70年かかってた)

このように投資をすれば、資産形成にかかる時間をグッと短くすることができます。

また、月10~15万投資していけば、22~24年目には7,000万円~1億3,000万円程度の資産になります。以降はもう働かなくても、死ぬまで月20万~30万円消費の生活ができますね。不安ならセミリタイアのタイミングを伸ばして、投資期間を数年余計にとればいいでしょう。

もちろん、好きな時に好きな仕事だけをして収入を得る、という生き方もできます。

【配当】株式投資で得る不労所得

株式投資で資産形成をしたなら分かりますが、株を持っていると配当金がもらえます。米国では優良企業の配当利回りが3%~5%とか普通にあります。配当利回り4%の株なら(約28%の)税引後で、

  • 4,200万円分買えば、年間約121万円配当がもらえる

つまり、月平均10万円、株持ってるだけで不労所得が入るわけです。しかも米国企業は数十年連続増配してたりするので、自分が株を持っている企業の業績が良ければ毎年もらえる配当額が増えていきます。年間121万円の配当が翌年は130万円・・・2年後は141万円・・・3年後には152万円・・・そんな感じで株を持っているだけでもらえる配当も増えていきます。

もっと欲しい人は、

  • 8,400万円分買えば、年間約242万円配当がもらえる
  • 1億2,600万円分買えば、年間約363万円配当がもらえる

そんなパターンを選んでもOKです。資産形成に年月が長くかかる、毎月の積立が厳しくなるなど、より苦労を伴いますが。

配当と資産取り崩しで死ぬまでイケる

4,200万円の資産を作ったなら、その一部、約6%に相当する252万円分資産を取り崩して生活費に充てたとしても、優良株は年平均7%~以上で成長しているので、4,200万円に戻ります。

  • 4,200万円×6%=252万円・・・取り崩すと残3,948万円に
  • 3,948万円×107%=4224万円・・・取り崩した分が戻る

こういうことです。これで毎月20万円以上の生活ができます。

さらに4,200万円分の株は毎年120万円以上の配当を生みます。合わせて月30万円以上の暮らしが死ぬまでできるというわけです。しかも資産を減らさないので、何歳まで長生きしてしまっても大丈夫です。

65歳以降は年金までもらえちゃいますしね。今はですけど。

セミリタイアしたら国民年金や健康保険など仕事をしていた時より支払うものが増えるのも忘れちゃいけませんね。

まとめ

いかがでしょうか?

ざっくりですが、株式投資での資産形成は大体こんな考え方じゃないかな、と思います。億り人になる必要は全然ないわけです。

もちろん、どのような資産形成をして、その後の人生をどう生きるかか自由ですから、たくさん資産を作るのも、早く仕事を辞めるのも、はたまた今の仕事をずっと続けるのも。

全ては自分次第です。ですから、本稿ではセミリタイアの可能性を示すだけに留めます。

続く

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