【米国株】高配当電気通信株AT&T、ベライゾン売却理由3

毎月、米国株に積立投資をし続けています。前回、前々回の記事では、保有していた電気通信株AT&Tとベライゾンを全て売却したこと、その理由の一つとして、『株価成長率が低いこと』『増配率が一貫して低いこと』を挙げました。

本稿では電気通信大手2社を売却した理由として、『セクター分散にとっても必要ない』と感じたことについて書いていきたいと思います。

なお、電気通信株と言っていますが、現在のGICSに電気通信セクターはありませんので、違和感を感じる場合は申し訳ありません。私が米国株投資を始めた頃はまだ、電気通信セクターがありましたので、私はその頃の分類を参考にして銘柄を区別しています。その頃の分類は以下の11分類だったと思います。

  • 金融
  • 情報技術
  • ヘルスケア
  • 一般消費財
  • 生活必需品
  • 資本財
  • エネルギー
  • 電気通信
  • 素材
  • 公益事業
  • 不動産

2018年9月にセクター分類の変更があり、情報技術セクターとともに電気通信セクターは無くなりました。両セクターに該当していた銘柄は新たに出来た情報通信セクター、通信サービスセクターに組み込まれました。

確か今は通信サービスセクターにアルファベット(グーグル)とかFacebookとAT&Tが同居していたはずですが、事業の性質が全然違うんじゃないかな、と感じています。個人的には2018年9月以前の区分の方が分かりやすかったので、記事内ではそちらで話をしています。

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GICS業種分類と各セクターに含まれる銘柄

2019年9月以前のGICS業種分類について以下に示します。なお、GICSは『Global Industry Classification Standard』 の略称で米国企業の格付け企業であるS&P(スタンダード・アンド・プアーズ)と機関投資家向けに指数や分析ツールを提供するMSCI(モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル)が共同開発した産業分類です。

表には当時各セクターに含まれていた(独断と偏見に満ちた)代表銘柄も載せました。不動産はよく分かりません。

私は、この中でディフェンシブ銘柄、高配当連続増配銘柄が多い『ヘルスケアセクター』、『生活必需品セクター』、に主に投資しています。『一般消費財セクター』、『エネルギーセクター』、『情報技術技術セクター』にも投資していまして、それはこの後述べる『セクター分散』を意識してのことでしたが・・・。

セクター分散とは

以下に各セクターと景気循環の関係を示すグラフを載せます。

出典:『Market Hack流 世界一わかりやすい米国式投資の技法』広瀬隆雄 著

上の図のように、世の中の景気は大きく分けると4つの局面に分かれていて、セクターごとに強い景気局面が異なるそうです。

私が主に投資している『ヘルスケア』、『生活必需品』は景気が弱く、金利が低い、いわゆる『不況』の時に強いセクターになります。不況でも医薬品は変わらず必要だし、おむつや化粧品、トイレットペーパー、シャンプー、歯磨き粉などの生活必需品も常に売れる製品です。つまり、これらを扱う企業は不況時に業績が落ちにくく、株価も下がりにくいということです。防御に優れているのでディフェンシブ銘柄と呼ばれたりします。

不況時は市場全体が落ち込むので、ディフェンシブ銘柄も株価が落ちますが、下落幅が比較的小さい。投資はリターンの大きさも重要ですが、株価が上がったり下がったりする幅(数学では『分散』といい、金融の世界では『リスク』と呼びます)が小さい方が最終的なリターンが良くなります。ディフェンシブ銘柄は不況時も大きく落ち込まないので、分散とかリスクを小さくするのに有効となります。

しかし、ディフェンシブ銘柄ばかり選んでしまうと、他の景気局面でリターンを伸ばせなかったり、リスクが高まったりするので、4つの景気局面をある程度網羅したポートフォリオを組みなさい、というわけです。

電気通信株売却前のポートフォリオ

AT&T、ベライゾン・コミュニケーションズを売却する前のマイポートフォリオを載せます。

これは8月1日あたりのポートフォリオだったと思います。左のグラフの中で、『ヘルスケア』、『通信』、『生活必需品』、『たばこ』、『小売』の5部門がディフェンシブ銘柄となります。『たばこ』と『小売』は『生活必需品』セクターに含まれます。

とりあえずディフェンシブ銘柄がポートフォリオの約80%を占めていました。セクター分散は効いているんでしょうか、コレ。。。

ディフェンシブ銘柄の保有割合が減ってもセクター分散が損なわれることはなさそう、っていうか、むしろもっと他に分散した方がいいでしょー、ということで長期的なトータルリターンが小さそうな『電気通信』セクターを売ってしまうことを躊躇しなかったわけです。

まとめ

私の場合、セクター分散的にディフェンシブ銘柄の割合を減らしても抵抗を感じなかったので、一番パフォーマンスが悪そうな『電気通信』セクターを切りました。

代わりに(もうグラフで見えてますが)スリーエムを35枚購入しました。購入時期を3回に分けましたが、それでもなお下がり続ける勢いですね。とりあえず、ディフェンシブ銘柄の割合は65%くらいになりました。

できれば、マクドナルドを買増したいのと、金融(サービス?)株を新規購入したいですが、、、どちらも今は買われ過ぎですね。悩みます。

前回記事です↓

毎月、米国株に積立投資をし続けています。前回の記事では、保有していた電気通信株AT&Tとベライゾンを全て売却したこと、その理由の一...

前々回記事です↓

毎月、米国株に積立投資をし続けています。これまではS&Pダウ・ジョーンズ・インデックスが定める世界産業基準(GICS)を参考に、投...

続く

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