今回は、
をご紹介したいと思います。
僕は日本株に投資していたころ、
配当、株主優待がある銘柄しか買いませんでした。
総合利回り4%以上に絞っていました。
高配当、株主優待株は
持ち続けるだけで美味しいので、
景気や業績によって株価が下がりにくいです。
また、東証2部、ジャスダック、マザーズへ
上場している企業で、東証1部上場(指定替え)を
目指す意思を見せているところは、
時価総額などに対する審査基準があるので、
配当に加えて、株主優待新設とか優待改良で
株を買ってもらおうとします。
例えば、
株を買ってもらいたい(株価を上げたい)ので、
クオカード1,000円分の優待を2,000円分にしたり、
配当・優待を貰って株をすぐ売る人が出ないように、
数年保持するとさらに3,000円分に上げるよ~、
という感じにするわけです。
そうすると、その企業が指定替えを
本気で狙っているかどうか分かりやすいですし、
よりメジャーな市場へ移るたびに株価が暴騰します。
近年では【3475】グッドコムアセットが
そんな感じだったので美味しくいただきました。
というわけで、今回ご紹介したような、
株主優待を実施している企業についてまとめた書籍は、
日本株中小型株を狙っている方々にとって、
また、配当・優待族にとって役に立つ本だと思います。
2018年版だけど。
ただ、私は日本株への投資をやめました。
今は配当・優待狙いがいいと思えなくなりました。
その理由としては、
日本経済は長らく右肩上がりではない
(出典:世界経済のネタ帳)
今後も人口、特に若い世代が減っていくのに、
どうやって発展していくのか?
米国は移民を受け入れているから、
人口減少については心配はないと思いますが。
日本企業は減配、優待改悪への抵抗が小さい
米国だと減配=経営失敗のレッテルを貼られるので、
めったなことでは減配しません。
日本企業は減配、優待改悪を発表すると
株価が暴落しますが、
経営失敗とまでは思われないので、
普通に行われます。
『継続して持ってくれたら美味しいのあげる』
って言われて持ってたら、
『あ、やっぱ美味しいのあげるの止めるわ~』
って言われて、株価も暴落したら最悪ですね。
でも、業績が悪く、優待を維持するのが
厳しい会社は多くあります。
結局のところ、
日本株は高配当・優待が継続することを
前提とした投資が難しい
のです。
実際に、長期連続増配している会社なんて
【4452】花王くらいですし。
だから、日本株を買うなら
配当・優待も情報も一つとした、
短期~中期投資になるんじゃないかと。
それなら長期的な日経平均株価低迷とか、
あんまり関係ないし。
でも期間が短い投資は
ゼロサムゲーム≒ギャンブルなので、
私はもう嫌です。
一方、米国株ならば、
15年以上増配を続けている会社は多くありますし、
高配当、長期連続増配かつ安定した会社に投資し、
長期に渡って配当を再投資して持ち続けることで、
年間平均15%以上のリターンを期待できるそうです。
そのリターンは株の売買に伴うものではなく、
(ゼロサムゲームに勝って得られるものではなく)
会社が全うに経営して得た利益を源泉として
得られるものです。
私は高配当を継続する米国株へ長期投資する方が、
ゆっくりですが、確実であると思えたので、
もう日本株、優待狙いはやらないですが、
けっして儲からないというわけではありません。
ただ、一握りの勝者になる必要がありますので、
自分には無理ですが、ギャンブル好きな方は
チャレンジしてみるのもいいかと思います。
続く
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