小中学校へのスマホ持ち込み禁止方針見直し。親が考えることでは?

19日、閣議後の記者会見にて、柴山昌彦文部科学相が小中学生の学校へのスマホ持ち込み禁止を見直す方針を発表しました。所持率の高さや災害時の有用性を考慮してとのことです。

また、大阪教育庁が全国に先立ち、2019年度から公立小中学校で児童・生徒のスマホ持ち込みを認めるとのこと。

しかしながら、最近騒がれているバイトテロなどのようにスマホ撮影・SNS使用におけるマナー・モラルの欠如は高校生や大学生ひいては社会人においても見られます。

大人にも欠けているマナーやモラル。小中学生が持ち合わせているとは、とても思えません。

授業中にスマホをいじる子も必ずいるでしょうし、紛失・破損・盗難などその他様々な問題が出てくるでしょう。そうなったとしても、教育現場を預かる先生方にはもはや管理は不可能だと思えます。

そもそも、学校にスマホを持ち込むといったことや、子供にスマホを持たせ、どのように使わせるか管理するのは行政の役割なのでしょうか?

ニュースを見て疑問に感じたことを書いていきたいと思います。

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小中学生のスマホ持ち込み禁止見直しについて

2009年、文部科学省は通知により、携帯電話・スマホの小中学校への持ち込みは原則禁止すべきとし、高校でも使用制限の措置を取るよう求めていました。

2019年現在ではスマホなどの所持率が高まったこと、災害時の連絡手段確保の観点から小中学校への持ち込み禁止について見直しが必要とのこと。しかし。。。

スマホ所持率と持ち込み可否は関係ない

スマホ所持率が見直しの必要性とどうつながるのでしょうか?おやつを食べている子が多いからと学校におやつを持って来て良いのでしょうか?ゲームを持っている子が多ければ学校にゲームを持って来てもいいのでしょうか?

それは違うはずです。

所持率の問題ではなく、『学校での勉強や生活に支障をきたす恐れがあるかどうか』が問題なのではないかと思います。

適正に使用制限をされていなければ、スマホはゲームと同じです。学校でスマホをいじって暇つぶしをしたり、ゲームをする児童・生徒は少なからず出てくるでしょう。

スマホは災害時の連絡手段として有用ではない

私は中越地震、東日本大震災で実際に被災しましたが、そもそも被災時に携帯電話・スマホでの連絡などできません。数時間は混線してしまい、被災地からの連絡や被災地への連絡はままなりません。

災害時の連絡手段確保が見直し理由の一つとして挙げられていますが、校内で被災した小中学生がスマホで家族に連絡を取ることを想定されているのでしょうか?

まず、先生の指揮のもと、避難することが優先でしょう。災害におけるパニックの中、スマホを扱いながらの避難は注意を散漫にし、特に階段や出口などの狭い場所での2次災害の危険性を高めることになります。避難訓練においても絶対に止めていただくよう呼び掛けています。

屋外への一次避難が終了したとしても、先生の指示や確認が続きます。多くの生徒・児童がスマホで連絡を取り始めると収集がつかなくなるだけでしょう。

ちなみに行方不明になった子供の現在地を把握したいのなら、ブザー付きGPS発信機を身につけさせてあげた方が良いと思います。スマホなんて特に小学生が持ち歩くには大きいし、忘れる落とすなどすればアウトです。

小中学生のスマホは親が管理することでは?

そもそも、親は何のために子供を学校へ通わせているのか。勉強をさせるため、友達と交流させるため、社会の中で生きるためのマナーや術を学ばせるため、スポーツをさせるため、音楽・芸術を学ばせるため・・・色々あると思いますが、スマホで遊ばせるために学校へ行かせる親はいないはずです。

小中学校にスマホを持っていくことについて、そもそもスマホなどを所持させるかどうかについて、まず親が考えるべきことではないでしょうか。

スマホ持ち込みにより起こる問題

学校で起こる問題は複雑化し過ぎていて、先生では抑止・解決できなくなってきています。スマホ持ち込みにより起こる問題は先生方にさらなる負担と(本来は)要らぬ責任を生じさせるでしょう。親同士、子供同士の衝突や責任問題も発生させることでしょう。

持っていない子へのいじめ、SNSいじめ

スマホを持っていない児童・生徒が少数派になれば、仲間外れやいじめに繋がることもあります。また近年はSNSを使ったいじめも深刻な問題となっています。

勝手に写真を撮影する、後先考えずに人の写真や動画をSNSに流す、など心ない行為に及ぶなんてこともあるかもしれません。大人でもやるのですから。

紛失・破損・盗難

スマホは子供には高価過ぎます。ですが、そういった自覚が無ければ(恐らくない)紛失・盗難などの騒ぎは必ずあるでしょう。破損させた、盗難を疑われた場合は親同士での責任の追及に発展するかもしれません。

勉強・スポーツ・交流が減る

大人でもスマホをいじる時間が多くなり、その分、他人との直接の交流が減ったように感じます。授業中にスマホをいじれば勉強に身が入らないし、休み時間にスマホをいじればスポーツや友達との交流が減ります。

まとめ

以上のことから、学校にスマホなどを持ち込んでもいいことなどないと思います。そして、それは行政よりも親が判断すべきことではないでしょうか。

続く

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