明暗分かれたプロクター&ギャンブルとアッビィ決算。アッビィへの投資は失敗だったか?

2019.1.23~25の個人的なトピックとしては23日のプロクター&ギャンブル(PG)の2019.Q2決算を発表、25日のアッヴィ(ABBV)の2018.Q4決算発表です。PGは良かったですが、アッヴィは悪かったです。アッビィの主力医薬品ヒュミラの欧州売上が減少し、業績が予想を下回ったことが嫌気されました。

2017年、2位以下に圧倒的な差をつけて世界で最も売れた医薬品ヒュミラ。2016年に特許が切れてもなお売上を伸ばし続けるヒュミラによって2020年ないしは2023年まで安定収益を得られると思い、アッヴィは12月に保有銘柄の1つとして追加したばかりだったのでショックでした。

アッヴィは45年も増配を続け、現在5%を超える高配当銘柄でもありました。

アッビィは収益性がとても高い企業だと思いますが、売上の大半がヒュミラによるものです。投資するにあたって、ヒュミラの収益性が守られるのかどうか、今後開発される新薬など、もっと調べてみるべきでした。

が、とりあえず今日はPGとアッヴィの決算発表について。

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プロクター&ギャンブルの2019.Q2決算

生活必需品セクターのプロクター&ギャンブルについて、23日に2019.Q4決算発表が行われました。発表内容が好感されてPGの株価は前日比4.87%と高騰しました。PGは激化する同業他社との価格競争から売上を落とす時期がありましたが、一転値上げ戦略に踏み切り、販売数量も落とすことなく、むしろ高価格帯製品の販売数量が増えたために業績が上向きました。決算内容は以下の通りです。

  • EPSは予想1.21$に対して1.25$とOK
  • 売上は17.14B$に対して17.44B$とOK
  • ガイダンスはEPS通期見通しが4.42$に対して4.35-4.56$

なんだかガイダンスはハッキリしない感じに見えます。今回は良かったけど、今後も伸びるかどうかは分からないということなのかな。確かにPGは価格競争に巻き込まれて製品価格を下げなければいけなかった。ブランド力・製品の優位性が弱まったのだとしたら、従来の既存製品マイナーチェンジによる値上げ戦略ではやっていけないし、将来の見通しが立てにくいのかな。分からないですが。

とりあえず、PERが市場平均を超えましたし、持ち株内における保有割合も増えましたのでPGは当分買いません。

アッビィ(ABBV)2018Q4決算落とし下落

また、25日にアッヴィの2018.Q4決算発表がありました。発表を受けてアッビィの株価が前日比-6.22%下落しました。

ABBV 2018.1.25の下落 TradingViewより

決算内容については以下の通りです。良くない内容でした。

  • EPSは予想1.94$に対して1.90$と×
  • 売上は予想8.38B$に対して8.305B$と×
  • ガイダンスはEPS通期見通しが8.71$に対して8.65-8.75$
  • 売上についてはガイダンスが見当たりませんでした

主力バイオ医薬品ヒュミラが欧州で特許切れとなったことで欧州市場でバイオシミラーとの競合に直面したとのこと。海外での売上高が減少しました。ヒュミラは同社の売上の6割を占めています。米国内では2023年まではヒュミラのバイオシミラーは出てこないそうですが、欧州では2018年末にバイオシミラーが出てくると言われていました。

バイオ医薬品って特許が切れても優位性を保てるものだと思っていました。2016年に特許切れになった後も売上を伸ばしていましたし、少なくとも2020年まではヒュミラは売上を伸ばし続けるって記事も見たことがあります。なぜこんなにも早く欧州でバイオシミラーと競合し、売上を落としたのでしょうか。また、ヒュミラは予想よりも早くにバイオシミラーに代替されるのでしょうか。

だとしたら、現状ヒュミラ頼みであるアッビィに長期的な安定収益は期待できないのか?

まとめ

私がヘルスケアセクターの投資先としてアッヴィを選んだのは、ヒュミラという強力な収益源を持ち、ヒュミラのようなバイオ医薬品は特許が切れた後もすぐに優位性が失われないこと。ヘルスケアセクターの企業の中でも長期に渡って収益を挙げる強みを持っていると思ったからです。高配当ですし、2018年初期から株価下がってますし。

決算書を見てみると、イムブルビカという白血病に対する抗がん剤が17年から約40%も売上を伸ばしています。2018年の売上が3.59B$で今のところイムブルビカ単体では売上約20B$のヒュミラの収益を補完していけるものではなさそうですが、売上高成長なので期待してもいいでしょうか。

また、そのイムブルビカと同じくらい売上をあげているマヴィレットという医薬品もありました。売上成長率100%以上!? C型肝炎治療薬だそうですが、すっごく期待できそう。過去、C型肝炎治療薬はギリアドサイエンスのハーボニーが一強だったのが、2017年に発売されたマヴィレットによってシェアを奪われたとのこと。C型肝炎治療薬は「究極のところまできた」みたいに言われるほど優秀で安価だそう。なんだかマヴィレットは値下げして価格競争に持ち込んでる、みたいな記事もあったけど、そんなに優秀ならもっと高くてもいいんじゃあ。。。と思うくらいハーボニーより安価です。

「いまのうちにいっぱいかせいでおいたほうがいいんじゃないのかい?いま9回くらいいったかな」みたいな。

割とアッヴィ期待できそうだな。

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続く


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