私は投資先として米国株、それも
✓ 大型優良企業
✓ 高配当かつ15年以上連続増配している
銘柄に分散投資しています。
前回は、不動産、為替、商品など
リスクがある投資は避けている、
というお話をしました。
今回は債券、投資信託、ETFについて
お話したいと思います。
まず、
✓ 債券、投資信託、ETFは有り
だと思います。
米国債については、銀行預金や保険の話で
引き合いに出しましたが、
現在約3%の利回りを持ち、
リスクも小さいので悪くない投資先だと思います。
【出典:investing.com】
10年債のデータが多かったので、
チャートを載せさせていただきました。
1990年頃には8%を超える利回りを持ち、
近年、底を打った状態から
上がり始めているようにも見えます。
ジェレミー・シーゲル氏が
200年分のデータを精査したところ、
債券vs株式リターン勝負では
株式の圧勝だそうですが、
別に私は200年運用するわけじゃないし、
もっと短い期間では債券勝利の時期もあります。
話は少し変わりますが、
株式投資の戦略の一つとして、
『ダウの犬』
というものがあります。
これは、配当利回りの高い銘柄で
ポートフォリオを組む「高配当戦略」で、
ニューヨークダウ構成銘柄30種のうち、
配当利回りが高い銘柄を10種類選んで
投資する方法です。
10銘柄へ均等に投資し、
1年ごとに構成銘柄を再度見直し、
高配当銘柄が入れ替わっている場合は
その通りに入れ替えて、再び1年間保有する・・・
と繰り返します。
配当を再投資するとして、シーゲル氏の調査では、
✓ ダウの犬の年利回りは14.43%
さらに、S&P500の時価総額上位100銘柄から
配当利回り上位10銘柄(S&P10種)に均等投資し、
ダウの犬と同じく一年に一度銘柄を見直しながら
配当再投資を続けた場合、
✓ 年利回り15.69%
となるそうです。
なお、1957年~2003年のデータです。
上記ダウの犬やS&P10種では、
配当利回り4~6%が採用されているようで、
組み換えしてもいいみたいなので、
債券が良い時期は1銘柄として組み入れればいい
と思います。
私が債券を持っていないのは単に、
米国株には米国債より高利回りな銘柄が多い
からに過ぎません。
今後組み換えで米国債、
あるいは別の債券がポートフォリオに
入ってくる可能性はあります。
ただ、債券が株式に劣る点があるとすれば、
株式は優良銘柄ならば、
長期的な連続増配が期待できること
でしょうか。
米国では配当がとても重要視されます。
連続増配ストップや減配で、
経営者は経営失敗の烙印を押される
そういった風潮があるからです。
ですから米国企業は何が何でも配当金を
毎年上げようとしてきます。
経営が苦しくても配当はなんとか下げまい
としてくるので、
株価ダウン、配当アップで美味しいのですが、
債券にはそういったことはありません。
最後に投資信託、ETFですが、
これらも債券同様、いい条件のものがあるならば、
投資先の一つとしてもいいと思います。
実際、投資の神様ウォーレン・バフェット氏は、
個人投資家向けに『S&P500ETF』が
最も賢明な投資先
と言っています。
ただ、ジェレミー・シーゲル氏の調査では
1957~2003年において、
S&P500の平均年間利回りは11.18%なのです。
上でご紹介したような、
高配当な個別銘柄に投資した方がいいと考えて、
私はそうしてます。
次回は、日本株はダメなん?
について書きたいと思います。
続く
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