先に、
預貯金と年金には不安があったり、
非効率であったりする、
という話をしましたが、今回は
✓ 保険ってどうなの?
について私の考えをお伝えします。
結論から言いますと、
✓ 資産が不十分なら万が一のための保険は必要
✓ 積立額が少し増えて返ってくる保険は不要
と考えています。
万が一の保険は必要だと思う理由
まず、一家の大黒柱が事故、病気に遭い、
働けなくなったがお金が必要となったら、
どうしますか?
また、事故を起こし、
多額の損害賠償を請求されたら?
充分な蓄えがあるご家庭にとっては備えは要らず、
掛け捨ては全くの無駄、という場合もありますが、
全うに資産を築くというのは
20年~30年と時間がかかります。
その間に何も危機は起こらない、
とは誰も言い切れないので、
備えとしての保険は必要だと思います。
なお、よく言われる高額療養費制度があるから
医療保険は要らない?っていうのは、
一概には言えませんので、各自の状況や考え方次第、
ということになります。
※ 高額療養費制度とは・・・
健康保険に入っていれば基本誰でも利用でき、
1ヶ月の医療費負担額の上限「8万円+α」を
超えた金額は戻ってくるという制度
学資保険、個人年金は不要
一方、例えば学資保険や個人年金、養老年金など、
積み立てたお金が増えて戻ってくる、
という保険は不要です。
ネット調べですが、
現在学資保険ランキングで一位である
〇〇ー生命「学資保険××××」返戻率107.2%。
※ 訴えられたくないので伏せてます
仮に17年満期とすると、
年利は0.41%です。
米国債10年物の方がいいじゃん
(10年物の年利2.98%)。
ということです。
17年後と10年後の金額で示しましょうか。
上の学資保険に月1万円17年(総額204万円)
積み立てた場合、
1万円×12か月×17年×107.2%≒219万円
次に、米国債10年物を204万円分購入した場合、
204万円×(102.98%)の10乗≒274万円
米国債なら10年なのに55万円も多いですね。
保険会社がたくさんマージンを取れちゃいますね。
でも、一度に204万円なんて用意できないし・・・
という感じでしょうか。
でもね、保険会社は
みんなから保険料を集めているからできますよね、
一度に多額のお金を動かすことが。
FPはホントのことを言っているとは限らない
実際、保険会社は日本の国債など
年利が小さいもので運用しているから
返戻率がこうなるけど、
その方が安全だからとか言いますが、
信じられません。
返戻率を年利と一緒にして、
「ウチの方がすごいでしょ?」とか
言ってくる保険屋さんもいましたし・・・。
多くの家庭が保険会社に搾取されている
つまり、蓄えが無い、知識が無い家庭は
保険会社に搾取されてる、と思っています。
普段から自分で蓄え、自分で運用した方が
よっぽど得をする、ということです。
蓄えが無く、積み立てるにしても、
保険よりもいいものはたくさんありますが、
それはまた別のお話・・・
続く
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