つみたてNISA×投資信託が個別株やETFに勝るポイント

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つみたてNISAでの投資信託購入は手数料無料、利益非課税、自動で定額積立できて、非課税枠を消費せずに分配金を再投資できる、というおすすめな投資です。

 

投資において1番大事なものは、投資ルールを順守するメンタルだと思う時があります。上記のように投資信託なら自動で定額積立ができ、投資にかける時間や手間を最小限にできますので投資以外の生活を充実させやすいと言えます。日常生活の充実がメンタルを平静に保ち、ルールを順守しやすくなることが成功を生むのかもしれません。

 

ようするに今回の記事では、自動積立のほったらかし投資が個別株やETFに対する強みを持っていて、つみたてNISA×投資信託なら最小コストでほったらかし投資ができますよ。どうですか。っていう話をしたいと思います。

 

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つみてたNISA×投資信託のメリット

つみたてNISAは手数料無料、利益非課税

つみたてNISAは投資信託を購入して得られる分配金、値上がり益が非課税になる制度です。証券会社でつみたてNISA口座を開設し、年間40万円まで投資できます。

 

つみたてNISAで購入できる投資信託は販売手数料無料(ノーロード)のものに限られています。信託報酬は国内株を対象とする投資信託であれば0.5%以下、海外株を対象とするものは0.75%以下となっています。

 

『楽天全米株式インデックス』や『eMAXIS SLIMシリーズ』であれば信託報酬0.2%以下です。

 

投資信託は市場平均へ自動で定額積立できる

投資信託は毎月設定した金額分自動で積み立てていくことができます。個別株やETFの場合は常に価格が変動していること、1株または1口ごとに購入しなければいけないため、毎回同じ額で積み立てることが難しいです。もしも個別株やETFを自動定額積立にしたければ、『るいとう(累積株式投資)』や単元未満株購入、ロボアドバイザーを使えばできますが、販売手数料あるいは信託報酬が1%以上(+口座管理料)であったりと投資にかけるコストが高くなってしまいます。One Tap Buyの『積み株』では販売手数料0.5%、そして外国株を対象とする投資であれば為替手数料がかかります。

 

また、つみたてNISAに選ばれるような投資信託の多くは分配金を出しません。勝手に再投資して運用してくれるので配当(分配金)再投資によって非課税枠を使いません。個別株やETFは自分で購入していく場合は配当(分配金)も自分で再投資しなくてはなりません。ただ、例によって『るいとう』、ロボアドバイザーで自動積立をした場合、分配金を貰わずに再投資してもらうことができるようです。One Tap Buyでは配当自動再投資はできません。

 

つみたてNISA×投資信託は最小コストで自動定額積立ができる

つみたてNISA×投資信託のメリットをまとめますと、最小コストで米国市場平均などに自動で一定の金額を積み立てていくことができます。やっぱり利益非課税が大きいですね。お金さえ口座に入っていればあとはほったらかしていても積み立てられていきます。

 

ただ、繰り返しになりますが、つみたてNISAの非課税枠は年間40万円と人によっては少額だと感じるかもしれません。そんな少しずつしか投資できないとなると資金が余って機会損失を生じてしまう、と。(まあ、余った分は特定口座なり、一般口座なりで運用したらいいんですけど)

 

しかしながら、投資枠が少額に抑えられているからこそ、一括投資が失敗した場合のリスクを避けることができるとも言えます。ベストな投資タイミングや暴落時期を常に読める人はほとんどいないでしょうから、手持ち資金は一括ではなく時間分散させて投資するのがベターだと思います。一括投資した後にリーマンショック級の暴落が来て全財産が半分以下になったら、もう投資なんてする気無くなるでしょ?でも、リーマンショックから10年、米国市場平均は史上最高値を更新し、暴落後から投資し続けた資産は何倍にもなっています。暴落で投資の世界から退場してしまった人は大損を抱えて、コツコツ投資を続けた人たちがお金持ちになっていくのを眺めているしかできないのです。

 

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投資はメンタルが大事だと思う理由

長期投資は忍耐力が試される

上の話の続きですが、じゃあ、みんなコツコツ長期投資を続ければいいのか、というと長期投資もそんなに簡単ではありません。長期投資は成果が出るのに長い年月がかかります。でも、世間はドカンと一発当ててお金持ちになった人を持ち上げ続けます。そういう人は持続しないかもしれませんが、次々に出てきます。不動産、株、FX、仮想通貨と特定の儲け話がブームになるときには必ず一発当てた人がニュースになっていたはずです。一発当てた話は話題性があるからメディアが取り上げますし、インフルエンサーと呼ばれる人達が儲かる儲かると煽りまくるからです。

 

その間、退屈な長期投資を続けられますか?人が贅沢している横で節約と積み立て投資を続けられますか?また、若くして一発当てて、ヒャッハー(∩´∀`)∩毎晩パーリナイ!してるであろう連中を想像しながら『俺はゆっくり50歳過ぎてお金持ちになっていればそれでいいんだ』・・・とか思えますか?

 

お金儲けしたいと思ったのは、あるいは投資してみようと思ったのは、今の生活を変えたい。人生逆転したい。嫌な仕事なんか辞めて自由を手にしたい。そう思ったからこそ始めたという人は少なくないんじゃないでしょうか?まだ若いうちにひと財産築いて、ウヒョー(∩´∀`)∩毎晩パーリナイ!したかったんじゃないですか?じゃなきゃ、日本では未だ大多数にギャンブルとか思われてる投資をやろう、リスク取ろうなんて思わないでしょう。

 

ということで、次々出てくる羨ましい人達を横目に50代まで20~30年コツコツ続けるのもめっちゃしんどそうでしょ?忍耐力試されそうですよね?

 

短期投資は強い意志と冷徹な損切りが必要

じゃあ、やっぱりおっさんになるまで耐えるの辛いし、このまま嫌な仕事を続けてても地獄なんだ、もう短期投資、一括投資しかねえ(# ゚Д゚)・・・と思うかもしれませんが短期投資もメンタルが削られます。

 

まず、短期投資は安く買って高く売る必要があります。つまり、みんなが売っているときに買い、みんなが買っているときに売る必要があります。人と違うことをするのって勇気が要りますよね?不安でも自分が正しいと思ったことをやる強い意志が必要なんです。

 

その意志は買うとき売るときだけに必要なのではありません。もし、自分が買った株より、みんなが買った株の方が値上がりしていたら?強い意志とともに目標株価まで持ち続けることができるでしょうか。また、思ったとおりの値動きをしなかったら?自分の過ちを認め、冷徹に損切りすることができるでしょうか。

 

少なくとも私はできませんでした。良いと思った銘柄があっても買えずに機会損失。悪い動きがあれば持ち株を手放す狼狽売り。損切りできず、モニターの前で頭を抱える。そんなの数えきれないくらいありました。そもそも株を始めたときはすぐに使うことはない生活余剰金で始め、『ドブに捨ててもいい』くらいの気持ちで始めたはずでした。ドブに捨ててもいいお金なら、冷静に自分の意志のままに投資できると思ってました。

 

でも、自分が思っているより自分のリスク許容度は小さいんです。お金が減ることには耐えられないんです。だから株価の変動に一喜一憂しなくちゃいけない短期投資では仕事も手につかなくなり、夜も寝られなくなります。家族と一緒に居るよりパソコンを眺める時間が増えます。

 

投資に心を捕らわれるとメンタル維持が難しい

結局、投資手法によらず投資のことばっかり考えていると冷静ではいられなくなって、自分が今やっていることが不安になったり自身が無くなったりして、投資ルールを守ることが困難になります。では、どうすればいいのか。

 

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投資の手間を最小にして日常を充実させる

投資において成功者の多くは自分のルールを守り続けたと聞きます。ルールを守り続けるにはやはり意志の力。メンタルこそが一番重要だと、そう思います。しかしながら、上で書いたように日々投資のことを考えながらもメンタルを維持するのは簡単なことではありません。

 

では、投資のことをなるべく考えずに続けるにはどうしたらいいのか。その答えの一つが投資信託かもしれないと思うのです。毎日もしくは毎月自動積み立てするだけで手間が最小であり、投資のことばかりを考えて生活する必要がないからです。投資にかける時間を最小にして他の生活を充実させることがメンタルを平静に保つ一番の秘訣かもしれないと思うのです。

 

ただ、最近まで投資信託が答えの一つだと思うことができませんでした。それは高率な販売手数料と信託報酬による投資コストがネックだったからです。それがつみたてNISAの登場で一気に変わりました。つみたてNISAで購入できるように販売手数料無料かつ低率な信託報酬で全世界、先進国、新興国など色々な市場に投資できる商品が出てきました。さらに利益非課税ですからね。圧倒的に低い投資コストを実現していると思います。

 

終わりに

今なら米国株S&P500指数に連動するインデックス投資信託、さらにつみたてNISA対応の投資信託として『eMAXIS SLIM 外国株式(S&P500)』があります。S&P500に拘らないのであれば、『楽天・全米株式インデックス』のように米国市場全体に投資するのもいいでしょう。米国市場の動向はS&P500など指数に組み込まれている大型株に左右されますから、米国全体でもS&P500でもどちらに投資してもリターンに大きな差が出ないと考えられるからです。

 

長期が前提ではありますがS&P500は期待リターンが年平均で約7%であり、eMAXIS SLIM 外国株式(S&P500)は30年後には積立総額が3倍以上になるかもしれません。

 

一方、投資に賭けている人や、投資手法にこだわっている人はやはり投資のことをしょっちゅう気にして生活していると思います。家族、同僚に完全に理解されることもありませんし、家庭や仕事をこなしたうえでなお、孤独に戦わなくてはなりません。苦労や時間、お金など、かけたものに比例し、投資が生活、思考の大部分を占めるようになっていきますから、そうなると、もともと思い通りにいかないことが多いし、他人の成果も気になるし、メンタル維持が難しくなっていくわけです。

 

個別株による高配当戦略の優位性も信じていますが、投資における失敗が人為的なミス、特にメンタルによるものだとすれば、つみたてNISA×投資信託で自動定額積立していくというのも投資における最適解のひとつに成り得るのではないかと思います。

 

続く

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