つみたてNISAを使って投資信託『eMAXIS SLIM米国株式(S&P500)』へ資金を積み立てていくことを決めました。目的は子供2人分の学資保険代わりです。大学資金を貯めようというわけです。
そこで今回は、学資保険 vs つみたてNISAで『eMAXIS SLIM米国株式(S&P500)』。教育費用を貯めるならどちらが良いのか考えてみました。結論はぶっちぎりで後者勝利だと思っています。学資保険は要らない子です。
そういえば、いつの間にか「積立NISA」ではなく、「つみたてNISA」に表記統一されてたんですね。今まで検索をかけると、『つみたてNISA(積立NISA)』みたいな表記で書かれたページばかり出てきたんですが。本ブログでは特に拘らずにいこうと思います。
学資保険vsつみたてNISA×eMAXIS SLIM(S&P500)
子供2人の大学入学~卒業にかかるお金は約1600万円。必要資金の考え方については以下の記事をご参照ください。
進学するしないは抜きにして、長女はあと11年後、長男は14年後に大学へ入学する年齢になります。積立期間は短いですが、シーゲル氏の言うS&P500が長期で約7%の年平均リターンに収束するというデータを信じるとすれば、非課税限度額である80万円を毎年積み立てれば、11年目には約1,300万円の資産となり、14年目には約1,850万円の資産となりますので、目標額である1,600万円をクリアできます。なお、80万円は私と妻の非課税限度額40万円を合わせた額となります。
長女が生まれた7年ちょい前。学資保険は返戻率11%くらいだったから1,600万円貯めるには1,450万円くらい積み立てなきゃいけなくて、長女が生まれてから始めてたとしても18年で1,450万円ということは月々6.7万円必要でした。
また、今0から学資保険を始めたとして、あと11年で1,600万円を貯めるなら月々11万円の積み立てが必要で、あと14年で1,600万円を貯めるなら月々8.6万円の積み立てが必要です。。。う~ん、きびしい(>_<)
それが、つみたてNISA×eMAXIS SLIM(S&P500)なら(飽くまでも年平均リターンが7%だとしたら)、今0から始めても月々6.6万円で1,600万円以上貯められるわけだから、(つみたてNISA非課税投資枠は約6.6万円/月)つみたてNISA×eMAXIS SLIM(S&P500)の方がめちゃくちゃ効率が良いと思えるのです。
現在はこども手当2人分(20,000円/月)を貰っているので、こども手当+4.6万円ずつ毎月積み立てていけばOKですね。
NISA×eMAXIS SLIM(S&P500)ではダメなのか?
なお、NISAは2014年1月から始まってて非課税枠も120万円/1口座、つまり夫婦で240万円/2口座までだから1年間にたくさん積み立てられるよ、どうなん?と、思うかもしれませんが。。。
まず、我が家の家計では年間240万円も積み立てられません。。。月20万円積み立てるとか無理です(>_<)個別株投資もやってるし。
毎年80万円くらいが積立限界で非課税期間が5年、ロールオーバーしても最長10年なので、それだと最大1,200万円くらいしか貯められません。残りの期間はつみたてNISAにすればいいのかもしれませんが、だったら面倒なので最初からつみたてNISAで通せばいいと思います。年間80万円以上積み立てられる資金がある人は10年間はNISAでいくのも有りだと思いますが。また、NISAは非課税期間が短く、20年以上を前提とする長期投資に向きません。
まとめ
2018年1月につみたてNISAが始まり、こどもの大学費用を貯めるのにちょうどいい制度だと思ってはいたものの、投資信託をやるならS&P500に連動したものにしたいと思っていた私は、つみたてNISAを始める踏ん切りがつきませんでした(iFreeでは信託報酬がまだ高いと思っていた)。つみたてNISA×長期投資で一度始めたら、ダメだった時でも方向変換が難しいと思っていたからです。
もちろん学資保険も途中解約はリスクがありますからね。方向変換が難しいのは同じ。子供が生まれてから現金で貯めていましたが、納得できる増やし方が見つからずに悶々としていました。で、7月にS&P500連動で信託報酬0.1728%の『eMAXIS SLIM 米国株式(S&P500)』が出たので、これに賭けてみようと思いました。
つみたてNISAでS&P500を非課税、手数料0で積み立てられる、さらにeMAXISシリーズは、信託報酬最安を目指すファンド。これ以上は無いような気がします。
ただ、つみたてNISA×eMAXIS SLIM(S&P500)にも不安はあります。S&P500の長期的なリターンは信じていますが、年平均リターンが7%に収束するにはつみたてNISAの非課税期間である20年では短いかもしれないということです。また、S&P500に含まれているFANGなどグロース株は私は不要だと思っています。だから高配当ディフェンシブ株へ個別投資しています。
まあ、不安もありますが、別にそれだけで資産を形成するわけじゃないし、たとえ年平均リターンが1%になったとしても学資保険よりはマシです。11年、14年時点の成績で満足できないなら2037年まで続ければいいですし。
ということで、子供の学費をつみたてNISAで貯めていくことにしました。いずれ月ごとにつみたてNISAの成績も載せようと思います。個別株投資 vs つみたてNISAのリターン勝負もやっていこうかと思います。
続く
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