実生活で投資先や投資手法は他人に相談できない

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投資先や投資手法は他人に相談できません。他人のお金や生活に責任を持てませんので踏み込んだ話をすることができないからです。

 

また、仮想通貨にのめり込む上司や先輩が居たのですが、その方々は執拗に仮想通貨に投資することを勧めてきましたが、「仮想通貨はそれ自体が利益を生み出すものではないので一部の人(安く買って高く売ることができる人)しか儲けることができない」という私の考えを聞き入れてはくれませんでした。私は諦めと恐怖心から話をはぐらかすことしかできませんでした。

 

このように、大抵の人は自分の考えに固執して他人の言うことには耳を貸さないばかりか、他人をも巻き込もうとします。ですから大事なお金や投資の話など他人にはできず、相談に乗っているうちに自分の話に持っていこうとされるので安易に相談に乗ることもできません。

 

自身の体験から投資の話を他人とできないと思ったことを書きたいと思います。

 

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投資アイデアにベストは無い

インターネット上でも実生活でも、自身の投資アイデアについて「こう思うんですが、どうですか?」と聞いてくる人が居ますが、ぶっちゃけると「知らんがな」です。

 

だって、まず私も自身の考え、やり方が本当にベストであるとか正しいとかが分かりません。そもそも投資にベストとか正しいとかはないと思います。投資をする人はひとりひとり置かれる環境や目標、考え方が違うからです。

 

また、投資先や投資手法、タイミングが正しいかどうかは結果のみが示してくれます。事前に分かるものではありません。これ以上ないと思える投資手法があったとしても『最適解に成りうるアイデアのひとつ』というようなすっきりしない言い方しかできないと思います。

 

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自分のやり方を見つけてやり抜くしかない

自分の投資手法を持って継続している方々は、自分なりに真剣に勉強したうえで「このやり方に賭けよう」と決めたのです。それは本来他人が意見したり否定したりするものではないと思います。

 

しかしながら、投資の世界では考え方が本当に様々で、同じ1つの投資先について○と言う人と×と言う人が居ます。投資手法についても同じです。自分と違う考えや手法を否定し合ったりします。やはり投資の世界に正解はないことから、誰もが投資を続けながらも不安を抱えているのでしょうか。人間は他人を否定し、自分の正当性を認めさせることで安心を得る一面を持っていますから仕方がないのかもしれません。

 

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実生活で投資の話をされると大変

それでも、ネットの世界であれば否定されても顔を合わせることは有りませんし、ブロックすれば気分が悪かったくらいで済みますが、実生活で毎日顔を合わせる方に投資について語る方、引き込もうとしてくる方がいると大変です。

 

私の場合は仮想通貨に誘われました。誘ってきたのは職場の上司や先輩です。私は投資をしていることを職場で公言しています。酔っぱらって公言してしまいました。

 

ですので、仮想通貨に参入した先輩方はまず私に相談しに来ました。「仮想通貨はブロックチェーンという技術を使ってて完璧な管理とセキュリティを実現できるから、将来お金は仮想通貨に入れ替わるだろう。現にビットコインはどんどん値上がりしているし、一緒に投資しないか?」みたいな内容です。

 

『自信があるならひとりでやれよ』とは言えませんでした。しかしながら『仮想通貨自体がお金を儲けて購入者に還元する見込みが無ければ、安く買って高く売るの勝負になると思いますが、そこはどうなんでしょうか?』と聞いてしまいました。答えは「だから早く買おうぜ」でした。

 

続けて私は『えっ?今割安なんですか?なんで知っているんですか』聞いてしまったのですが、「○○の××という人がまだまだ上がると言っている。早くしないと乗り遅れるぞ」という答えでした。○○の××って誰やねん。知らない奴が言っているらしいことなんて信用してお金が賭けられるかよ。と思いましたが、やっぱり言えませんでした。とりあえず別の上司にお酒を注ぎに行ってその場は逃げましたが、それからしばらくは職場で仮想通貨の話、勧誘をされました。

 

やがて仮想通貨、ビットコインは爆下げし続けました。先輩上司は最初「そのうちまた上がる。長期投資に切り替えたよ」と言っていましたが、しばらくすると仮想通貨の話をトンと聞かなくなってしまいました。どうなりました?とはとても聞けません。

 

というわけで実生活ではとても投資の話などしない方がよさそうです。やっている、と言うとすぐに臭い話を持ち掛けられます。

 

大体の人は相談するだけでその通りにはやらない

同期だったら本音を言いやすいので、正直にアドバイスをしたこともありました。2年前の話ですが、その方はお母さんが亡くなった際に保険金1,500万円を得たことから運用について定期的に相談してくるのですが、未だ投資を始めてはいません。

 

終わりに

結局、親兄弟でもないし、親友でもない人に家庭の事情なんて聞けないし、リアルで他人のお金に責任持つ気がないので、回答するために踏み込むこともありません。できるとすれば一方的な意見を言うだけで、それが事実だとしても相手に寄り添った回答ではないはずです。

 

例えば「家族のために家を買う気でいるけど、どう思う?資産形成に影響あるけどやっていけるかな」と聞かれたとして、『いや、資産形成考えてて持ち家とかないでしょ』と答えてもしょうがないわけです。

 

収入と支出、将来の資産目標及び投資計画、そして家庭の状況があったうえでの『やっていけるかどうか』だと思いますが、よほど信頼のある間柄でないと、こちらからはそこまで踏み込んで聞いてあげられないわけです。

 

もし、収入、支出、資産目標、投資計画をノートに書いて説明してくれるなら、一緒に『確認作業(検算?)』をすることはできますが、そもそも相談をしてくる人は将来の資産目標を持ってなかったりします。

 

聞かれるのは、

  • 「ビットコイン今から買って儲かるかな?」
  • 「振興国株って儲かりますか?」
  • 「どっちが得かな?」

といった質問ばかりです。答えられないでしょ?そんなの。後から文句言われんの嫌だし。

 

また、そういう質問をしてくる人に『ビットコインはそれ自身利益を生まないので、儲けるには自分より高値で買ってくれる人が現れないといけません。ギャンブル性が強いのでお勧めしません。儲かる可能性もありますが』と答えても、「いや、でも多くの専門家が言うにはこれからの通貨を変える力を持ってて・・・なんたらかんたら・・・だから、絶対イケると思うんだよね」なんて返してくるわけです。知らんがな。その専門家って貴方の損得と関係してる方ですか?

 

なんといいますか、自分が惚れた異性についてどう思う?と相談されて、実は別に意見聞きたいんじゃなくてイイね!と言ってもらいたい、後押ししてもらいたい、みたいな。それだけでしょ。承認欲求を満たしたい、背中を押してもらいたいだけなら他を当たってください。

 

投資はルールを貫き通した人が勝ちやすいと言われます。また、自分自身、損をした原因は狼狽売りや、即損切りできなかった、などというメンタル的な、自分の考えに自信を持って行動できなかったことが起因していたと思います。

 

自分の方針(意志)、知識、経験も持たず、顔も知らない専門家が言ったことや、世の中のブームに揺り動かされて行った投資、同僚に相談して決めた投資は果たしてふらふらせずに初志貫徹できるのでしょうか?無理でしょ。

 

でも、そんな人に限って相談してくるし、引き込もうとしてくるんだよなー。やだやだ。

 

続く

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