米国グロース株よりバリユー株。機会損失リスクは受け入れる

アップルの時価総額が1兆ドルを超えたそうですね。アップルの株式の5%を保持するバフェット氏、バークシャー・ハザウェイ社だけでなく、アップルを組み込んでいた多くのファンド、個人投資家がその恩恵を受けたことでしょう。

アップル株を持っていない私はアップル社に乗った資産拡大の機会を喪失したことになります。しかしながら、たとえPERが19倍でグロース株として割高に見えないとしても、安定して莫大なキャッシュを稼ぎ出しているとしても、これから私が同社に投資することはありません。もちろん、株価がピークを迎えたのちに投げ売られれば話は別ですが。

本稿では人気絶頂のグロース株を買うくらいなら機会損失を受け入れようと思う理由について書いていきたいと思います。

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株式投資は人気投票ではない

投資は一種の人気投票と言われます。それは人気の高い資産が買われて値を上げていくからです。アイドルやアニメのキャラクターのように、選んだ先から金銭などの見返りを要求しない自己満足でいいのならば人気投票という表現は正しいような気もしますが、投資と人気投票ではそもそもの目的が違います。投資は儲けなくてはいけません。

投資で儲けるとはどうやるのでしょうか?きっと多くの方は『安く買って高く売る』というイメージだと思います。買値と売値の差額で儲けるということですね。

この場合、危険なのは人気の絶頂にある資産を買うことです。皆が注目している資産はあらゆる好材料が価格に織り込み済みであり、人気過熱でさらに買われると価格が上がり、期待リターンはますます減少します。つまり人気が高まるに連れてリスクに見合うリターンが得られなくなっていきます。本当ならグロース株(成長する資産)として注目される前に買わないといけないのです。

しかし、プロでもなんでもない1人の個人投資家が、世界中の大勢を出し抜いて未来の注目株を買うことができるでしょうか?もし1回2回できたとしても何回も成功できるでしょうか?きっと難しいでしょう。もしできたらすぐにお金持ちになれるのでしょうけど。

米国グロース株よりバリユー株を選ぶ

一方、最も安全かつ収益性が見込まれる投資とは、誰も欲しがらない不人気資産を購入することです。時間とともに株価は本質的価値に収束するので、見込んだ価値が妥当であれば沈んでいるものは上昇するしかないからです。

これがバリユー株投資の考えになりますが、アップル社は沈むどころか人気絶頂のグロース株なわけですから、現在の私にとって投資対象に成り得ません。まだまだ上がるかもしれませんが、多くの人の期待が価格に織り込まれていることは間違いないでしょう。iphone保有者も飽和し、さらに最新のiphoneは前代との差異を生み出せなくなってきたように感じます。人々がアップル製品に飽き、あるいは別の企業にとって代わられたとき、株価はどうなるのでしょうか?

では、まだ見ぬグロース株を探して投資しないのかと言われると、それはギャンブルなのでしません。私にこれから伸びる新技術、新薬、新製品を読む力などないからです。しかしそれは私だけではないはずです。アップルも倒産の危機を乗り越えて今があります。投資したお金が0になることを恐れずに成長を確信してバイ&ホールドできた人なんてほとんどいないでしょう。よほどの先見の明、意志の力が必要なのではないでしょうか。

上記の理由から、私は爆益を得る機会を喪失したとしても、現在人気絶頂にあるアップルのような株は買いません。

人気グロース株が買われる理由

では、なぜ多くの人は人気絶頂株を買うのでしょうか。それは、皆企業の本質的価値を知るための努力をすることなく、リスクも取らずに儲けたいからだと思います。

仮想通貨も儲かると言われて人気だったから多くの人が買ったのだと思います。しかし、その価値について今も信じて説明できる人は居るのでしょうか?信じているいないに関わらずその価値を謳った人達(インフルエンサー)は当時からたくさんいたでしょうが。

しかし、人気絶頂株(あるいは人気資産)は安い時に買って高いうちに売ることができません。人気絶頂で買うということは既に高いわけですし。また、世間に煽られて買う場合は正しい判断に基づく意志がないために一時の急落で狼狽売りしてしまったり、トレンド転換後もアホールドしてしまうでしょう。

終わりに

今は信頼度最強の米国債券の利回り上昇により、比較的高配当株は売られています。でも稼ぎ出すキャッシュを見ると、今までと比べて減ったわけでもないし、優良高配当株は如何なる逆境をも乗り越えて安定したキャッシュを稼ぎ、増配を続けてきたわけです。さらに優良高配当株は生活必需品とか通信とかヘルスケア(製薬)とかに多くあって、そういうの無くなったら生きていけないでしょ?今後も変わらぬ利益を得る可能性が高いと思いませんか?

私は下がる不人気優良高配当株を買い増し続け、グロース株を買わないことによる機会損失を受け入れ続けようと思います。

続く

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